ドナウ川転覆、新たに2人の遺体発見 うち1人は韓国人

ソウル=武田肇
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 ハンガリーの首都ブダペストを流れるドナウ川で5月29日夜、韓国人観光客を乗せた小型遊覧船が沈没し、韓国人7人が死亡した事故で、韓国外交省は4日、新たに韓国人男性1人の遺体を確認したと明らかにした。捜索活動は難航しており、なおも韓国人18人を含む20人が行方不明になっている。

 文在寅(ムンジェイン)大統領は、事故直後、軍や消防、海洋警察などからなる救助チームを現地に派遣し、康京和(カンギョンファ)外相を現地入りさせた。だが、ドナウ川の水位が高く、流れも急なことから活動は難航。韓国政府が求めている船体の引き揚げのめどもたっていない。

 現地の韓国大使館によると、事故現場近くではほかに女性の遺体も見つかり、韓国人ではないかとみて確認を進めているという。

 韓国政府は、遺体が下流に流される可能性もあるとして、周辺国にも協力を求めている。(ソウル=武田肇)

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