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 公式戦通算勝ち数の歴代単独1位がかかる羽生善治九段(48)の対局が4日、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。勝利すれば通算1434勝となり、故大山康晴十五世名人を抜いて新記録達成となる。

 第60期王位戦(新聞三社連合主催)の挑戦者決定リーグプレーオフという大一番で、相手は永瀬拓矢叡王(えいおう)(26)。5月に初タイトルを獲得したばかりの若手で、羽生九段には7勝3敗と勝ち越している。

 開始前、先に対局室に入った永瀬叡王は下座で待っていた。後から入った羽生九段は「どうぞ」「いや、本当に、本当に」と声をかけて上座を譲った。羽生九段は七つのタイトルで永世称号を持っているが、現在のタイトル保持者に敬意を示した形だ。

 持ち時間は各4時間。夜までに決着する見込み。