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 陸上で敵のミサイルをレーダーでとらえ、迎撃ミサイルを発射する「イージス・アショア」。配備の候補地として秋田県と山口県の国内2カ所が選ばれた。

 だが秋田では、防衛省が作成した調査報告書に誤りが見つかったり、住民説明会で防衛省職員が居眠りしたりする不手際が6月に入って相次いで発覚し、地元が反発を強めている。

 もし、そんな国の防衛設備が、わがまちにやってきたら――。秋田市の住民を取材した。

 ギリシャ神話で「神の盾」を意味するイージス。これまで、海上のイージス艦がその役割を担ってきたが、陸地で肩代わりするのが陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」だ。国内2カ所に設置すれば、日本列島全体を防衛できるとされる。

 秋田市では、陸上自衛隊新屋(あらや)演習場がイージス・アショアの配備候補地となった。住宅地に隣接している場所だ。

 南北2キロ、東西800メートル。自衛隊が発足した1954年に国が用地を取得した。高さ2メートルを超す有刺鉄線と金網で囲われた敷地には雑木林などが広がる。

 東北防衛局によると、演習場は主に秋田駐屯地の部隊が使う。2017年度は、約120日間で延べ4千人が架橋や偵察などの訓練を実施した。射撃訓練の際には、実弾ではなく空砲を使っている。

 「『パンッ』と乾いた音や、ヘリコプターの飛行音がします」と、演習場近くに約40年暮らす女性(69)が語る。騒音のある訓練は回覧板で事前に知らされ、日常生活での支障を感じたことはないという。演習場への反対運動もなく、地元の人が特別に危険を意識する存在ではなかった。

 そこへ1年半前、突然浮上したのがイージス・アショアの配備計画だった。

■ミサイル迎撃へ…

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