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 札幌市議会で先月、正式な議長選出前に臨時議長となった松浦忠市議(79)の強引な議事により、深夜まで長時間議会が空転した問題で、この間の職員の時間外勤務手当が約170万円に上ることが分かった。

 議会事務局が4日、松浦議員に対する市議会懲罰特別委員会で明らかにした。時間外勤務手当が発生する係長職以下の職員を約100人としてはじいた。当日は議会事務局のほか、本会議後に開かれるはずだった各常任委員会の担当市職員が深夜まで待機していた。時間外勤務手当のほか、深夜のタクシー代も余分にかかったという。

 市民からは「高い報酬をもらっている議員が議会を停滞させてどういうつもりか」「税金を浪費させた罪は大きい」など厳しい意見が市に寄せられたという。

 この日の懲罰特別委員会は2回目。事実確認のため、5月13日の臨時議会の映像が1時間15分流された。また、議会運営に関連する地方自治法や札幌市議会会議規則の規定、ほかの政令指定都市の懲罰事例について議会事務局が説明し、出席委員から質問が出た。

 次回は11日の予定で、松浦議員からの弁明や説明の機会が設けられる予定。(芳垣文子)