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 北海道北広島市近郊で収穫された特産のグリーンアスパラ計108キロが4日、新千歳空港から全日空機で広島県内の原爆被爆者向けに発送された。広島県出身者によって開かれた同市が毎年、「お見舞いアスパラ」として贈り続けていて今年で43回目になる。

 北広島市は1884(明治17)年、25戸103人の広島県人が移り住み、本格的な開拓が始まった。「お見舞いアスパラ」は、祖先の地で今も原爆症に苦しむ被爆者を少しでも元気づけられればと、1977(昭和52)年から始まった。

 贈り先は、広島赤十字原爆病院と原爆養護ホーム3施設。上野正三市長と野村幸宏議長から輸送協力している全日空の地上スタッフに託された。今年のアスパラは甘くて上々の出来。上野市長は「みなさんが楽しみにしているという。新鮮なアスパラを食べて元気になってほしい」と話した。(志田修二)