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 神戸市立医療センター西市民病院(同市長田区)は4日、入院していた40代の男性患者が亡くなる事案が3月にあり、病院側が容体の急変に気付くのが遅れた可能性があると発表した。容体を監視するため、患者につけた発信機の電池が切れていたという。

 同病院によると、男性患者は3月24日午前1時ごろ、呼吸停止の状態で看護師に発見され、その後死亡が確認された。約1時間前に看護師が病室に入った際は、男性に異常はみられなかったという。死因は特定できなかったが、急性呼吸不全や、急性心筋梗塞(こうそく)などの可能性があるという。

 同病院によると、男性の体には22日夕方から発信機をつけ、看護師が心拍数や心電図をナースステーションのモニターで監視する態勢をとっていた。しかし、男性の死亡後、発信機の電池が23日午後10時ごろから切れていたことが判明した。

 電池は24時間に1回、看護師が交換するはずだったが、この日は交換しておらず、電池切れにも気づかなかったという。院内調査の結果、看護師間の引き継ぎが不十分だった可能性や、電池の残量不足を知らせるアラーム音に気づかなかった可能性があるという。会見した同病院の有井滋樹院長は「患者様、ご家族のみなさまに心よりおわび申し上げる。再発防止対策をしっかりと構築していきたい」と話している。(川嶋かえ)