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 水上バイクから落ちた事故で「歩けない障害を負った」とうそをつき、保険金計約1千万円と障害者手帳をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた高松市の無職塚田多笑(たえ)被告(25)に対し、高松地裁は4日、懲役3年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。浜優子裁判官は「周到に準備した悪質な犯行」と述べた。

 この事件では、塚田被告は保険会社との面談や捜査当局の取り調べの際に車椅子で応対していたが、事故を捜査していた海上保安官が被告が自宅から歩いて外出する姿を目撃したことが事件発覚につながった。公判でのやりとりから、事件の経緯をたどった。

 塚田被告は2016年8月21日、高校の同級生に誘われ、香川県三豊市の砂浜であったレクリエーションに参加。バーベキューをし、水上バイクの後部座席に乗った。運転していたのは、その場で知り合った人だった。

 昼ごろ、バイクが急旋回した際に振り落とされ、海に転落。首などに痛みを感じ、体に力が入らなくなった。近くの病院に入院し、立ったり着替えたりできるまで回復したが、入院の日数に応じて保険金が入ることを知った。医師らに「歩けない」と症状を訴えた。

 退院後は飲食店で働き始め、別の高松市内の病院に通った。「左手足にしびれがある」などと訴え、16年11月に再入院した。院内では車椅子で移動し、トイレに行く際は看護師に介助してもらった。握力の検査などでは、低い数値が出るよう力を抜いたという。

 翌月、退院後の生活のため、身体障害者手帳の交付を申請したほうがいいと、看護師から勧められた。このとき、医師や看護師たちが自分のことを頸髄(けいずい)の損傷による後遺障害を負ったと信じていると知った。

 退院後、医師に診断書と「起立…

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