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 国が今年度中の完成を目指す八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の本体工事で、コンクリート打設が近く完了する。4日開かれた県議会産経土木常任委員会で、県が明らかにした。県などによると、水をためてダム本体の強度などをチェックする「試験湛水(たんすい)」を秋から実施した上で、来春以降ダムとして利用される予定。

 12日には現地で、県内外の自治体関係者や関係住民らが参加し、国土交通省などが打設完了の記念式典を開く。

 八ツ場ダムの計画は1952(昭和27)年に立案された。地元の激しい反対運動や民主党政権による建設中止の表明と撤回などを経て、2015年1月に本体工事が始まった。重力式コンクリートダムの本体は堤高116メートル。利水と治水、発電の多目的ダムとなり、東京ドーム87杯分に相当する約1億750万立方メートルの総貯水容量を見込んでいる。(寺沢尚晃)