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 県立大(静岡市駿河区)と静岡文化芸術大(浜松市中区)が今年度から、ともに「観光教育」講座を開くことになり、4日、県立大で両大の学長、教員らによる初講義があった。経営情報学部の学生130人と外部聴講生30人が耳を傾けた。

 県立大は経営情報学部のカリキュラムに「観光×マネジメント」を新設。経営、総合政策、データサイエンスの各分野にまたがり「観光マネジメント」を置く。人、モノ、金、情報を活用する力に、観光の視点とセンスを加え、地域観光政策を具体化する狙い。富士山、茶畑や県内観光地でのフィールドワークも多いという。

 文化芸術大では「観光×文明」を文化政策学部とデザイン学部の学生が共に履修できる。「旅の力」「交易路と交流」「現代の大型観光」など、主として文化、文明の広い観点から観光を考える。

 県立大の鬼頭宏学長は「観光とはその土地の良さを見いだすこと。経済効果だけではなく、どうしたら人が幸せになれるかを考え、地域への誇りを持って持続可能な観光を考えてほしい」と話した。(阿久沢悦子)