JR東社長「自動運転進める」 逆走事故真摯に受け止め
細沢礼輝
横浜市の新交通システム「シーサイドライン」の逆走事故をめぐり、JR東日本の深沢祐二社長は4日の定例会見で「事故を真摯(しんし)に受け止めている」と述べた。
JR東日本は、将来予測される運転士不足などに対応するため、2027年までに運転士が乗務しない「ドライバレス運転」の実現をめざすことを公表。18年末から19年初めにかけては、終電後の山手線を使い、出発から停車までを自動制御する「自動列車運転装置(ATO)」の走行実験をした。
深沢社長はこの日の会見で「ドライバレス運転への方向性は進めていく」と、引き続き実用化をめざす考えを示した。その上で「原因究明の結果、安全対策に見直しが必要となれば、採り入れていく」と話した。(細沢礼輝)
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