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 部品の材料を出し入れする機能に特化したロボットアームをブラザー工業が開発した。1千万円超の他社製品もあるが、機能を絞り込んで400万円の価格を実現した。人手不足に悩みつつも、大きな投資に踏み切れない中小企業に売り込む考えだ。

 重さ7キロまでの材料をつかみ、部品をつくる場所まで材料を運べる。加工が終わったら、機械の外に運び出すこともできる。人間が材料を出し入れする必要がなくなり、作業の「省人化」が図れる。

 ブラザーが自社製のロボットアームを販売するのは初めて。昨秋の「日本国際工作機械見本市」に参考出品したところ人気を集め、製品化が決まった。工作機械と合わせて1千万円強で、今年5月から売り出している。ロボットアーム単体(400万円)では販売していない。自社の工作機械と調整してから出荷するという。

 ブラザー広報は「中小企業ほど、省人化の需要がある。価格を抑え、調整の手間も省くことで導入時に経営者が感じる『壁』を取り払いたい」。対応する工作機械の機種数を増やしていくという。(山本知弘)