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 2018年度に東京医科、昭和、順天堂の3大学の医学部入試で不合格となったのは性別や年齢を理由に不利に扱われたためだったとして、元受験生の女性が5日、3大学に計3621万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。女性は「受験生への説明や再発防止策が不十分」と語り、裁判を通して医学部入試をめぐる問題を訴えたいとしている。

 訴状などによると、女性は14年に大学を卒業し、社会人を経て18年度に3大学を受験。東京医科大と昭和大は2次試験で、順天堂大は1次試験で不合格となった。その後、3大学で性別や年齢を理由とした得点調整がされるなどの不適切入試が明らかになり、再判定などの結果、東京医科大と昭和大からは合格通知を、順天堂大からは「1次試験に合格していた」との通知を受けたという。

 女性は19年度に別の大学の医学部に合格し、現在は学生として通っているという。訴訟では、不正に不合格となったことへの慰謝料のほか、予備校でかかった費用などについて賠償を求めている。(矢島大輔)