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 4日午後7時5分ごろ、福岡市早良(さわら)区百道(ももち)2丁目の市道交差点付近で、少なくとも車6台が絡む事故があり、「けが人が多数出ている」と通行人から110番通報があった。福岡県警によると、男女計8人が病院に搬送され、70~80代の男女2人が死亡した。

 県警早良署によると、現場は市営地下鉄藤崎駅の近くで、市内を東西にのびる市道「明治通り」の早良口交差点。死亡した男女が乗った乗用車が南側から交差点に入り、車と次々とぶつかった。交差点に入る前に1台とぶつかり、交差点付近で4台を巻き込んだとみられるという。

 この車は80代の男性が運転しており、反対車線を逆走していたとの目撃証言もあるという。衝突の弾みで、死亡した男女が乗っていた車ともう1台が歩道に乗り上げた。

 事故に絡んだ車の1台を運転していた同市西区の西村健志郎さん(25)によると、明治通りを東に向かって走り、交差点で右折したところ、南側から来た車が猛スピードで中央線を越え、西村さんの車と接触した。相手の車はそのまま、ほかの車ともぶつかったという。

 男女の車と衝突したタクシー運転手の男性(71)によると、女性客を1人乗せ、交差点を北から南に直進。交差点を過ぎたところで、正面から車が逆走してきたという。ハンドルを左に切ったが間に合わず、タクシーの右後ろに衝突。女性客は足にけがをして救急搬送された。男性は「エアバッグが作動して気が動転して、その後の事故のことはあまりよく分からない」と話した。

 現場周辺には飲食店やマンションなどが立ち並ぶ。歩道に乗り上げた車の1台は学習塾のすぐ前で横転した状態だった。