錦織、悲鳴上げた肉体 普段の力も出せず準々決勝敗退

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パリ=遠田寛生
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 テニスの4大大会第2戦、全仏オープン第10日は4日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス準々決勝で第7シードの錦織圭日清食品)は、第2シードのラファエル・ナダルスペイン)に、1―6、1―6、3―6で敗れた。1933年の佐藤次郎以来、日本男子86年ぶりの準決勝進出はならなかった。

 体が重く、一歩目の反応が遅い。コンマ数秒の間が攻守に響いた。普段の体勢でショットが打てない。守備範囲は狭まり、普段ならさばけているだろう打球に飛びついていた。

 対照的にナダルは軽快なフットワークを見せた。大きく跳ねるボール、低く速い球種などを混ぜ、厳しいコースを突いてくる。錦織は返すのがやっと。ほぼ何もさせてもらえずに第1セットを落とし、第2セットは自身のサービスゲームを1度も守れなかった。

 見るのも酷な状態だった。4…

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