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 能登半島での水産資源の研究開発などを目的にした「金沢大学理工学域能登海洋水産センター」(石川県能登町越坂)の設立を祝う式典が5日、開かれた。新技術の開発や人材育成の拠点として期待されている。

 センターは九十九湾に面した海沿いに立つ。鉄筋3階建て、延べ床面積約1千平方メートル。魚を育てる飼育室、培養室や実験室があるほか、海外の研究者らが長期滞在できるように研究室も設けた。今年4月から利用を始めており、現在は教員と大学院生ら計7人が常駐。今後は、能登町産のフグを養殖する研究や、イカを生きたまま出荷するための新技術の開発などに取り組むという。

 センターは廃業したホテル跡地に町が新設し、大学に無償で貸し付けている。総事業費は約6億1500万円。

 この日の式典には、町や大学の関係者ら約120人が出席した。山崎光悦学長は「新産業の創出や定住人口拡大など地域の活性化に貢献する活動ができると期待している」と述べた。(井潟克弘)