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 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田市への配備計画をめぐり、防衛省が5月に県と秋田市に提出した報告書に誤りがあることがわかった。地元からの要望で検討した代替地の妥当性について、レーダーの障害となる周囲の山までの角度を過大に記載し「不適」としていた。防衛省は5日、数値を訂正し、謝罪した。

 国は、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場の代替地として、青森、山形の両県を含めた国有地19地点を調査。そのうち9地点について、周囲の山がレーダーの障害になるという理由で不適としていた。報告書では、代替地から山までの角度を15~20度と計算。しかし実際の角度はいずれの地点でも報告書の数値より小さい4~15度だった。最も数値に開きがあった秋田県男鹿市の秋田国家石油備蓄基地では、報告書で15度としていたが、実際は4度だった。

 防衛省の担当者は同日、秋田県議会の全員協議会で「データの扱いを誤った」などと謝罪した。(曽田幹東)