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 静岡県藤枝市は今月からJR藤枝駅北口の市観光案内所で多言語通訳サービスを始めた。日本語の話せない外国人旅行者でも、案内所のタブレット端末を使って大阪の通訳オペレーターにテレビ電話をかけることで、スムーズにやりとりできる。英語のほか中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、ベトナム語に対応。観光案内所の開所時間(午前9時~午後6時)に運用する。

 韓国人で市職員のビョン・チャンヒさん(34)が実演してみせた。観光案内所のスタッフが専用アプリで使用言語の一覧を見せ、韓国語を選択。日韓両国語が話せるオペレーターに韓国語で「おすすめの観光地は?」と尋ねると、オペレーターがその質問内容を日本語でスタッフに伝え、スタッフからの回答をまた韓国語に訳す――といった手順だ。その後、「タクシーで行くといくらか?」「バスの停留所はどこか?」「地図はもらえるか?」などのやりとりがあった。

 テレビ電話のため、土産物の抹茶と煎茶、深蒸し茶の違いなども、現物を画面に映して確認しながら説明できる。市観光協会によると、昨年度、案内所を利用した外国人は730人。訪日観光客だけでなく、市内在住の外国人の利用も受け付けている。(阿久沢悦子)