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 北朝鮮が、モンゴルの首都ウランバートルで5~6日に開かれる国際会議に欠席すると主催者側に伝えていたことがわかった。日本外務省は会議に外務省幹部を派遣。北朝鮮の出席者に対し、前提条件なしで日朝首脳会談を行いたいという安倍晋三首相の方針を説明することを目指していた。

 国際会議は、モンゴル外務省とモンゴル戦略研究所が共催する「ウランバートル対話」で、今年で6回目。アジアの安全保障を主なテーマに日中韓や欧米の代表者が議論する。北朝鮮からも毎年、研究者や政府関係者が出席していた。

 日本政府は会議に外務省幹部を派遣し、2018年には北朝鮮外務省の軍縮平和研究所所長、17年には北朝鮮外務省の米国研究所副所長とそれぞれ短時間、意見交換した。今年も日本側は外務省アジア大洋州局参事官を派遣していた。

 在モンゴル日本大使館幹部によると、北朝鮮は4日、平壌にあるモンゴル大使館を通じ、会議に欠席することを正式に伝えてきたという。理由として、米国との関係、地域情勢、今回の会議自体への疑問を挙げたという。主催者側によると北朝鮮の欠席は初めてという。(ウランバートル=鬼原民幸)