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 横浜市を走る自動運転の新交通システム「シーサイドライン」の新杉田駅で起きた逆走事故で、運営会社や運輸安全委員会が事故車両の装置を調べたところ、電気信号の一部が伝わらない箇所があったことがわかった。車両内部で運行指示が正確に伝わらなかった可能性がある。

 ただ、不具合は事故で衝突した際の影響で起きた可能性もある。運営会社の横浜シーサイドラインや運輸安全委は、原因の調査を続けている。

 運営会社などによると、シーサイドラインの自動列車運転装置(ATO)は、駅の機器室と車両の双方に付いている装置がやりとりする仕組み。始発駅の新杉田駅で折り返す際、方向転換などの指示について駅側と車両側の装置が正常にやりとりした後、駅側が出発の指示を出した直後に列車が逆走を始めた。このため、車両側に何らかの不具合があるとみられていた。

 事故の調査に関わる関係者によると、事故後の調査で、車両内の装置に電気信号が伝わらない箇所が見つかった。ただ、車両は車止めに衝突して強い衝撃を受けており、不具合が事故前からあったかは分かっていないという。