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 「痴漢やめて下さい」。JR川越線と東武東上線の川越駅で5日朝、電車通学をしている地元の山村学園高校の女子生徒ら約90人が、ティッシュなどを通勤通学客に配って訴えた。埼玉県警鉄道警察隊のキャンペーンで、隊から協力依頼を受けた同高が参加生徒を募集したが、鉄警隊長も「予想外」と驚くほどの人数が集まった。

 鉄警隊は、女性が薄着になる毎年6月、痴漢防止キャンペーンをしている。制服姿の生徒たちは「チカンは犯罪」と入った黄色いたすきをかけ、「もし痴漢にあったら」「犯人をつかまえるために」などと各対処法が箇条書きされたちらし入りの紙製マスクも配った。「お願いしまーす」と大きな声で、熱心に取り組む男子生徒たちの姿もあった。

 西武新宿線で通学する3年生の女子生徒(17)は「電車内でじろじろ見られて怖かったこともあるし、おしりを触られた友達もいる。被害に遭っているのを見たら、無視しないで『やめろ』とか『大丈夫ですか』と声をかけて助けてほしいです」と話していた。(西堀岳路)