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 家電量販店大手のエディオンは7日、南海電鉄の難波駅前に「エディオンなんば本店」(大阪市中央区)を開業する。ドローンの操作ができるなど体験型を売りに、家電量販店にとどまらない娯楽性のある複合施設とした。インバウンド(訪日外国人客)が押し寄せ、国内有数の「家電激戦区」で勝算はあるのか。

 なんば本店は地上9階建てで、施設面積は約1万5千平方メートル。同社としては全国最大級の広さを誇る旗艦店だ。テーマに掲げるのが「体験・体感」だ。人気ゲームを楽しめるように約20の専用席を設け、eスポーツの大会会場にもなるという。ドローンを操作したり、リフォームした自宅のイメージをVR(仮想現実)で見たりできる。プラモデルを組み立てる専用コーナーや、DIYのワークショップも備えた。

 全国から九つのラーメン店が集まる飲食フロアがあり、訪日客を意識したフロアも充実させた。日本酒や国産ワインを扱う専門店や駄菓子屋も出店。化粧品や美容器具などの売り場は、訪日客から人気の高い品だけを別フロアに集める工夫もした。手裏剣投げや書道などの体験ができる「忍者屋敷」まである。

 エディオンの久保允誉(まさたか)社長は「この店を起点に大阪のシェアをぐっと上げたい」と語った。

 同社が進出したエリアは関西空港からのアクセスがいい立地で、すでにライバル店が集まる。ヤマダ電機やビックカメラは全国最大級の店舗を構え、集客力を誇る。「ジョーシン」を展開する大阪の地場大手、上新電機も、家電やゲーム、模型など商品ごとの専門店をおく。エディオンは「家電とアミューズメントをミックスした、また来店したいと思わせる店」(久保社長)づくりを進めることで、他社に対抗する。(橋本拓樹)