小林圭
大分市が市内の温泉施設を紹介している「大分の湯めぐりガイドマップ」に、点訳版が加わった。これまで日本語版と英語版があったが、視覚障害者も読んで参考にできるようになり、市観光課は「より多くの人に大分の温泉を体験してほしい」と期待している。
ガイドマップには、温泉の入浴マナーや市内36施設の営業時間、利用料金、泉質など様々な情報が掲載されている。市点字図書館むくどり文庫の木村幸二館長(64)がガイドマップの存在を知り、ボランティアに点訳を依頼。昨年12月に完成した。
「図書館に置いておくだけではもったいない」と市にも寄贈。市はJR大分駅構内の市観光案内所などに置いている。
木村さんによると、一般的なガイドブックは写真が多く、点訳しづらいものもあるが「ガイド」は文字情報が豊富で点訳に適していたという。木村さんは「市外の視覚障害者にも大分市の温泉のことを知ってほしい」と話している。
同館では貸し出しもしているが、希望者には配布もする。紙代などの実費負担(約300円)が必要。問い合わせは同館(097・543・2033)へ。(小林圭)
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朝日新聞社会部