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 さまざまなインフラに導入が広がる人工知能(AI)が採用活動にも採り入れられている。AIに書類選考や1次面接の初期段階を任せ、採用に関わる作業の軽減に役立てる。学生側にも就活費を抑えられるなどメリットがあるものの、AIに判断されることには戸惑いも残る。AIの波が効率化を生む一方で、AIでは代替できない人材が求められるようになってきた。(池田良)

 「あなたが自慢できることは何ですか」。手にするスマートフォンからの問いかけに答える。「なぜ、頑張れたのですか」――。相手はAIの音声だ。淡々とした質問のやりとりは1時間ほど続いた。

 徳島県内の専門学校生、桑島(くわじま)直樹さん(21)は3月下旬、高松市であった就活ゼミに臨んだ。自宅で行ったAIを使った模擬面接のリポートが返却され、「表現力」が10点中「8」とあった。「苦手だと思っていたので驚いた。強みにしたい」

 桑島さんが通う穴吹学園(本部、高松市)では、昨年度から就職活動の対策にAIを盛り込んだ。スマートフォンにAI面接のアプリを取り込み、約50人の学生が学校や自宅で実施した。桑島さんは「自分の特性を知ることができ、他人の目を気にせずに面接に集中できた」と話す。ただ、別の学生は「結果が数値化されて明確だが、機械相手に話すのには違和感があった。しっかり判断できているのか不安もあった」。学園は「学生が時代の流れに取り残されないように早めに手を打った」としている。

 面接ではAIが徹底的に深掘りして質問し、出された解析を分析スタッフがまとめる。「○×」のような善しあしではなく、資質を数値化させる。

 採用活動にAIを活用する取り組みはすでに始まっている。解析された志望者のデータから、どんな人材を選ぶかを最終的には人が決める。サービスを開発した採用コンサルティングのタレントアンドアセスメント(東京都港区)によると、6月現在で企業や大学など約100社が導入。1次面接や書類選考の過程を自社から切り離し、絞り込んだうえで上層部が判断する会社が多いという。

 アルバイトの採用にも徐々に活…

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