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 球界の「レジェンド」が学生野球を指導へ――。野球殿堂入りした元プロ選手らを対象とした学生野球資格回復のためのプロ特例研修面談が5日、行われた。

 受講したのは杉下茂氏(93)、野村克也氏(83)、福本豊氏(71)、堀内恒夫氏(71)、門田博光氏(71)の5人。早ければ18日にも資格回復し、高校球児らの指導が可能になる。

 野村氏はこれまで少年野球の指導や社会人野球の監督を経験。「高校野球の監督をやりたかった」という。徳島・池田高を率いて甲子園を沸かせた元プロの故・蔦(つた)文也監督に憧れ、「蔦さん2世になりたかった」。甲子園への情熱をみせたが、「もう遅い。体力的に無理かな」とも。これまでプロがアマを指導できなかったことに疑問を投げかけた。

 杉下氏は、これまで資格回復したプロOBの中で最年長となる。今年もプロ野球の春季キャンプで指導するなど精力的だ。今後、学生側から質問などがあれば答えるとし、「高校生には、プロを目指すのもいいけど、野球を好きでやっているのだから、とことんやれと言いたい」。

 学生野球資格は、プロ野球OBが高校、大学生を指導するために必要な資格。通常はプロ・学生側合わせて3日間の講習が必要だが、殿堂入りしたOBは特例で、面談とリポート提出によって資格回復できる。