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 松江市雑賀町の古民家に設けられた私設図書館「曽田篤一郎文庫ギャラリー」が3月末、16年間の活動を終え閉館した。運営団体は今後、蔵書や本棚の活用をめざし、別の場所に図書施設を開設できないか検討しているという。

 「曽田文庫」は2003年3月、元島根県職員の故米田孟弘さんが、亡くなった妻の清恵さんの実家を整備し開設した。きっかけは、米田さんが清恵さんと2人で実家の本を片付けていた際に清恵さんが漏らした「ここは本が宝だね」の言葉だった。

 清恵さんが祖父曽田篤一郎さんから託された「今昔物語」「源氏物語」といった日本古典文学やカントの哲学書など、明治・大正時代の古書約500冊を一般に開放するところから始まった。

 「地域の人が集える場所にした…

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