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 全国有数の梅の名所として知られる水戸市の偕楽園などで6日、毎年初夏の恒例行事である「梅の実落とし」が行われた。6日と7日の2日間で、園内にある梅の木約3千本になる実を落とす。

 6日は園の管理をする造園会社10社85人が作業に当たった。作業員らが竹ざおで枝をひと突きして揺すると、ガサッという音と共に大粒の青梅の実がブルーシートの上に落ちた。実が青いうちに落とすことで、枝の負担を減らし、来春に花を美しく咲かせることが目的だ。

 県偕楽園公園課によると、今年は2月の気温が高く梅の開花が早まった。しかし花粉を運び受粉を行うミツバチなどの活動時期が開花時期とずれたため、実のつきが悪かったという。加えて、5月21日の大雨と強風で実が落ちたことで、収穫量が例年より減少する見込みだ。

 収穫した梅の実は8日午前9時より1キロ200円で同園センターで販売する。同課の大部章課長は「梅酒や梅ジュースにするのがおすすめです」と語った。(佐野楓)