国産初のジェット旅客機「MRJ」の開発を進める三菱重工業が、小型旅客機事業の買収交渉を、競合相手のカナダ・ボンバルディアと進めていることが明らかになった。背景には両社それぞれの差し迫った事情がある。
関係者によると、三菱重工にはカナダ政府の高官からもアプローチがあった。「カナダの首相肝いりの案件」とも言われる。
ボンバルディアは、米ボーイング傘下に入るブラジル・エンブラエルと並ぶ小型旅客機の大手だ。
しかし、近年は経営が振るわず、もう一つの柱である鉄道事業に注力する方針だ。機体サイズが100~150席の旅客機事業は欧州エアバスにすでに売却。残る50~100席の旅客機事業も売却先を探していた。
三菱重工が買収しようとしているのは、この事業だ。70席と90席を用意するMRJと一部重複する。
MRJの航空会社からの受注は…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:675文字/全文:1027文字
【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報