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 日本オリンピック委員会(JOC)の理事会が6日、都内であり、6月末の任期満了で退任する竹田恒和会長(71)の名誉会長就任案が検討されていることについて、竹田氏は「慎重に検討した結果、今はその時期ではない」と語り、固辞する意向を示した。

 竹田会長は会長続投が既定路線だったが、五輪招致に絡む買収疑惑の仏当局の本格捜査が明るみに出て、3月の理事会で定年を理由に退任を表明。ただ、JOC内では現在でも擁護論があり、一部の理事から「竹田氏の経験を生かすことが、2020年東京五輪の成功に不可欠」との声があり、名誉会長就任案の検討が進められていた。

 理事会では新理事候補28人、新監事候補3人も承認され、新任の理事候補には渡辺守成・国際オリンピック委員会(IOC)委員、岡村和美・消費者庁長官らが入った。27日の評議員会で正式に選任され、直後の理事会で1984年ロサンゼルス五輪柔道無差別級金メダルの山下泰裕氏が新会長に就任する見通し。また、「就任時70歳未満」とする役員の定年規定について、IOC委員、日本スポーツ協会会長が理事に就任する場合に限り適用除外とするよう変更した。

JOC理事のメンバー

 【理事】競技団体選出 上野広治(60=水泳)、○大河正明(61=バスケット)、大塚真一郎(62=トライアスロン)、尾県貢(59=陸上)、北野貴裕(55=スキー)、高田裕司(65=レスリング)、田嶋幸三(61=サッカー)、橋本聖子(54=スケート)、福井烈(62=テニス)、○古谷利彦(56=カヌー)、星野一朗(64=卓球)、松丸喜一郎(65=ライフル射撃)、○山崎浩子(59=体操)、山下泰裕(62=柔道)、南和文(69=相撲)、野端啓夫(69=アマ野球)、小風明(64=剣道)

 ▽学識経験者 ○渡辺守成(60=国際オリンピック委員会委員)、伊藤雅俊(71=日本スポーツ協会会長)、○伊東秀仁(57=日本スケート連盟理事)、○岡村和美(61=消費者庁長官)、小谷実可子(52=世界オリンピアンズ協会理事)、高橋尚子(47=日本陸連理事)、○友添秀則(62=早大理事)、○細倉浩司(60=JOC事務局長)、室伏広治(44=東京2020組織委スポーツディレクター)、○籾井圭子(47=文部科学広報官)、山口香(54=筑波大大学院教授)、※沢野大地(38=JOCアスリート委員長)

 【監事】○有竹隆佐(69=空手)、○飯坂紳治(61=自転車)、○塗師純子(52=弁護士)

 (敬称略。○は新任。年齢は評議員会がある27日現在。※沢野氏は昨年新たに選出されたため、任期は残り1年)