[PR]

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田県への配備計画に関する適地調査に誤りがあった問題で、岩屋毅防衛相は6日、衆院安全保障委員会で「大変申し訳なく思っている」と陳謝した。ただ、防衛省が配備候補地としている秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が適地であるとの考えは変わりはないとした。

 防衛省はイージス・アショアの配備に向け、青森、山形両県を含む東北19カ所を検討した。そのうち9カ所は山までの角度を実際よりも大きく計算。うち8カ所については、弾道ミサイルを探知するレーダーの電波が遮蔽(しゃへい)されることから、配備に適さないとしていた。

 岩屋氏は誤りに気づいたのは地元メディアから指摘を受けた4日だったと明らかにした。誤った原因は「人為的なミス」と強調。「調査結果全体の信頼性を失墜させかねない」と述べて陳謝し、「二度とこのようなミスが生じないよう、再発防止を徹底してまいりたい」と語った。

 一方で、岩屋氏は角度を修正した結果、配備に適さないとした8カ所のうち、4カ所はレーダーを照射することに問題はないことがわかったと明らかにした。ただ、「これまで蓄積してきたデータに鑑み、いずれもインフラや機能、役割の観点から、配備候補地にはなり得ない」と説明。現在の候補地である新屋演習場が適地であることには変わりはないとの認識を示した。(山下龍一)