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 彼女は泣いていた。147センチの体を丸めて、体育館の隅っこで。テーピングだらけの指で何度も拭っても、涙はあふれてきた。

 5月24日に岩手県であった重量挙げの全日本選手権。過去にこの大会で11度の優勝を誇る三宅宏実(33)=いちご=は、女子49キロ級で足を痛めて途中棄権した。

 スナッチで2位につけ、ジャークに臨んだ。100キロを持ち上げようとしたところで、しゃがみ込んだ。「パチッと音がしたんです。やってしまった……と」。右太ももの肉離れ。仲間に支えられながら引き揚げた。

 涙の理由を聞くと、声を絞り出した。「応援してくれたみなさんの期待に応えられなかった。申し訳ないし、情けない」。ファンや関係者に謝る選手は珍しくないが、三宅ほど「申し訳ない」を繰り返す選手を見たのは初めてだ。

 18歳で初出場した2004年…

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