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 迷子になって片側1車線の県道の真ん中で泣いていた4歳の男児を、帰宅途中の女子高校生が救った。幼い命を守ったとっさの行動に6日、群馬県警藤岡署から感謝状が贈られた。

 男の子を保護したのは、県立藤岡北高校3年の手島まひろさん(18)=高崎市=。5月29日午後7時ごろ、学校からの帰宅途中、校門の前の県道を歩いていると「ママ!」と泣く子どもの声が聞こえた。振り返ると、車道の真ん中で泣きじゃくりながら立ち尽くす、幼い男の子の姿が。

 行き交う車が男の子を避けるようにして通り過ぎていくのを見ると、急いで男の子の手を引き、学校の事務室へ連れて行った。

 男の子の好きな車の話などをしながら校門の前で警察官を待っていると、男の子の母親が先に到着。無事に引き渡した。自宅で家事をしている最中、少し目を離した隙に家を出て行ってしまい、近所を探していたのだという。

 手島さんは「無事にお母さんと会えたときはとにかくほっとした。当たり前のことをしただけですが、うれしい」とはにかむ。藤岡署の兵藤義之署長は「車の往来が多い道路で、一歩間違えば命の危険があったかもしれない」とたたえた。(松田果穂)