「子どもとお散歩中に、元気の無い子猫ちゃんに出会いました。顔は泥だらけ。助けてあげたかったけれど、何もできませんでした。どうすれば良かったのでしょうか」。くらしの困りごとや疑問を募って取材している朝日新聞「#ニュース4U」に、30代の女性からLINEが届きました。
相談を寄せた女性が住む大阪市には動物を保護する施設はあるものの、幼い子猫は即日殺処分になることもあるという。そこで、保護猫団体はどんな活動をしているのか聞いてみた。
保護猫カフェを東京・岐阜・大阪・広島で営むネコリパブリック。カフェでグッズなどを販売して収益を得ながら、各地の団体と協力して譲渡会などを開き、5年で約800匹の猫を新たな飼い主と結びつけた。
代表の河瀬麻花さん(44)は「猫の保護は、地域や担当者の情熱によってかなりばらつきがある。生後間もない子猫は体調が急変することもあり、24時間目が離せない。そのため、保護しても殺処分せざるを得ないので行政には断られることも多い。そのときは地元の保護猫団体を探し、相談して欲しい」。ただ、「預かっている猫たちで飽和状態の団体も多く、全てを引き取ることは難しいことも知って欲しい」と話した。
大阪府堺市で保護猫活動をしているNPO法人おおさかねこ倶楽部に、猫を保護している「シェルター」を見せてもらった。2年前、大阪府内の住宅を買い取って部屋と押し入れを猫が暮らしやすいように改装した。現在、譲渡先が決まっていない120匹の猫たちが暮らしている。
代表の庄川節子さん(73)は…
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