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 滋賀医大病院(大津市)が今月末で打ち切る予定の前立腺がんの小線源治療について、11月まで担当医の岡本圭生医師が治療するのを妨げてはならないと命じた大津地裁の仮処分決定を不服として、滋賀医大は6日までに、決定の取り消しを求める保全異議を同地裁に申し立てた。

 岡本医師による手術を望む患者7人と岡本医師が大津地裁に仮処分を申し立てていた。同地裁は先月20日、岡本医師の主張を認め、11月まで手術できると決定した。

 滋賀医大は決定取り消しを求める理由として、①岡本医師の小線源治療が実施されると、治療体制の見直しが必要になる②多くの患者が治療を希望して殺到する可能性が高い、ことなどを挙げている。

 滋賀医大病院の松末吉隆病院長は先月24日、泌尿器科でも新たに小線源治療を始めることを理由に、手術の実施枠の一部を割り当てないと岡本医師に伝えた。岡本医師らは「大津地裁の決定が禁じた妨害に他ならない」と大学に抗議した。

 朝日新聞が泌尿器科が予定している小線源治療の希望患者数について尋ねたところ、滋賀医大は「患者に関する質問には答えられない」としている。(出河雅彦)