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 フランスの経済・財務省は6日、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が仏ルノーとの経営統合の提案を撤回したことを受けて声明を発表し、5日のルノーの取締役会で、すぐに結論を出さず、さらに5日間議論を続けるよう求めたことを明らかにした。「経営統合への日産自動車の明確な支持がまだ得られていなかった」ために議論の延長を求めたと釈明している。

 ルメール経済・財務相は、フランス国内での雇用や産業拠点の維持▽フランスの利益を反映するガバナンス(企業統治)の保証▽EV(電気自動車)バッテリーの調達では欧州を重視する▽ルノー・日産の連合を維持する――などの4条件をFCAに求めていたが、日産が明確に統合案に賛成していなかったとして、最初の三つしか満たされていなかったと説明した。(パリ=疋田多揚)