[PR]

 英国のメイ首相は7日、与党・保守党の党首を辞任した。これを受けて、党首選が10日に始まる。メイ氏は次期党首が決まれば首相の座も譲る考えで、保守党は今回、選考を迅速化するため党首選のルールを変更した。それでも次の党首兼首相が決まるのは7月末になる見通しだ。

 保守党によると、メイ氏は7日、党首選を管轄する党内委員会の幹部に辞意を伝える書簡を送り、返答を受け取って、正式に党首を辞任した。メイ氏の辞任を受けて、同委員会は党所属の下院議員に党首選への立候補を呼びかけた。

 今回は候補の乱立防止のため、立候補に必要な推薦人(下院議員)を従来の2人から8人に増やした。最初の予備投票は13日。党所属の313人の下院議員が投票する。従来は、得票が最下位の候補が脱落する投票を、最終的に2人に絞られるまで繰り返す仕組みだったが、今回は、初回の予備投票で得票が16票以下だった候補は全員脱落する。2回目以降は32票以下の候補が脱落する。

 決選投票は、約16万人の一般党員が参加する。7月の4週目には、次の首相が決まる見通しだ。

 争点は欧州連合(EU)離脱問題の立ち位置だ。英メディアによると、メイ氏に抗議して閣僚を辞任した強硬離脱派のジョンソン前外相が、すでに40人程度の議員の支持を確保し、トップを走る。ゴーブ環境相、ラーブ前離脱相、ハント外相、ジャビド内相らが追う展開だ。(ロンドン=下司佳代子)