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 スズキの出荷前の完成車をめぐる不正検査問題で、国土交通省は7日、道路運送車両法に基づき、再発防止を求める勧告を同社に出す。当分の間は重点的な監視対象にし、再発防止策の実施状況について定期的な報告も求めていく。

 スズキは4月、出荷前の「全数検査」のうち、ブレーキやハンドル、速度計などの検査工程で不正が見つかったほか、無資格者による不正検査があったなどとする外部の弁護士による調査報告書を国に提出していた。この影響で、スズキは、国交省に届けられた1件あたりの台数としては過去最多の201万台をリコールしていた。

 同社では、検査不正の再発防止に向けて、生産・検査担当の役員ら9人で構成する「検査改革委員会」を今月から設置。生産本部の管轄だった検査部門を独立させる組織改正もおこなっている。(贄川俊