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 韓国のテレビ局SBSが青森県内で刺し身などを食べる場面を放映したところ「不適切だ」「社会的雰囲気を考慮すべきだ」といったインターネット上の書き込みで「炎上」する騒ぎがあった。

 番組は2日に放映され、出演者が青森でブリの刺し身などを食べる場面があった。ネット上には「あえて水産物禁止地域に行く必要があったのか」といった批判的な書き込みが相次いだ。2011年の福島第一原発の事故以降、韓国政府が青森県などからの水産物の輸入を禁止していることが背景にあるとみられる。

 県によると、番組のロケは5月19、20日に県内で実施された。出演者の一人で人気ドラマ「イ・サン」で主人公役を務めた俳優のイ・ソジンさんが、2010年に一日県知事を務めたことなどから実現したという。SBSによると9日にも続きが放送される予定だが、現時点では食事の場面は予定されていないという。

 韓国の週刊誌「時事ジャーナル」のコン・ジャンヒョン氏は「韓国メディアも『物議』という言葉を使って番組を報じているが、番組は文化を取り上げたもので批判するものではない」。県観光国際戦略局誘客交流課の宮古曉課長は「青森の観光資源や食を取り上げてくれて感謝している。9日の放送も見守りたい」と話した。(河野光汰)