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 サッカー女子ワールドカップ(W杯)フランス大会が7日(日本時間8日午前4時)、フランス―韓国戦で幕を開ける。2大会ぶりに優勝を目指す日本女子代表(なでしこジャパン)は10日(同11日午前1時)に初戦の1次リーグアルゼンチン戦を迎える。大会は最多4度目の優勝を狙う米国、イングランドやフランスといった進境著しい欧州勢が軸になりそうだ。世界的に選手の高年齢化が進む中、日本は若手の勢いに期待がかかる。

 世界各地で発展している女子サッカーは、スピードやパワーだけでなく、経験に裏打ちされた戦術眼が求められるようになっている。世界選手権という呼称だった時代も含めて8回目のW杯となるフランス大会。全選手の平均年齢は26歳6カ月で、これまでのW杯の中で最も高い。

 2連覇がかかる米国の平均年齢は約29歳。参加チームで最も高く、代表23人のうち、15年カナダ大会優勝メンバー12人が名を連ねる。同大会決勝の日本戦でゴールを決めたFWヒースや世界屈指のFWモーガンらを擁し、攻撃力が高い。

 続くのは、イングランド、フランスか。マンチェスター・ユナイテッドでプレーした男子の名選手、ネビル監督が指揮するイングランドは組織力が高く、サイドからの攻撃が力強い。開催国フランスは個々の身体能力が高い。

 そんな中、日本は17人がW杯初出場。平均年齢は約24歳で、全チームで2番目に若い編成だ。

 2014年の17歳以下(U17)W杯や18年のU20W杯で世界一に輝いたメンバーを、高倉麻子監督は積極的に起用してきた。各年代で欧米の強豪相手に物おじしないプレーを見せてきた彼女たちを高く評価しており、それが今回のメンバー構成につながった。高倉監督は「何かのきっかけで大きく爆発的な力を発揮してくれそうな選手もいる。その辺に大きく期待している」と話す。

 また、各国選手の所属チームをみると、最多はバルセロナ(スペイン)の15人。次いで14人のリヨン(フランス)。チェルシー(イングランド)、マンチェスター・シティー(同)が12人で並ぶ。男子チームの強豪をもつクラブが近年、新たなサッカー市場を開拓するべく女子選手を育てている。それが欧州勢の台頭にもつながっている。

 大会は24チームが出場し、1次リーグは6組に分かれ、各組上位2位と3位のうち成績の良い4チーム、計16チームが決勝トーナメントに進む。決勝は7月7日(同8日)だ。(パリ=堤之剛)

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