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 愛媛県今治市大三島町の大山祇(おおやまづみ)神社で7日、豊作を願う御田植祭(おたうえさい)があった。県無形民俗文化財の一人角力(ずもう)があったほか、島内から選ばれた早乙女16人が斎田に苗を植えた。

 御田植祭は旧暦5月5日に行われる。一人角力は、「一力山(いちりきざん)」という力士が、見えない稲の精霊と三番勝負で相撲を取り、精霊が2勝1敗で勝ち越すことで豊作が約束されるという神事。一時途絶えていたが、1999年から市職員の菅貞之さん(44)が一力山を務め、今年で20周年を迎えた。

 この日の三番勝負でも迫真の取組を展開。1勝1敗で迎えた最後の取組は1分近い大相撲となり、最後は精霊が上手投げで一力山を投げ飛ばした。菅さんは「雨の予報だったが晴れてきて相撲を取ることができた。今年も精霊の力強さを感じた」と話していた。(柳川迅)