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 日本高校野球連盟が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第2回会合が7日、東京都内で開かれ、投球数について、1試合単位ではなく、大会終盤の数日間など一定期間での総数に制限をかける方向で議論がまとまった。

 医師による調査結果などから投球数制限が肩ひじの障害予防に効果があると判断した。計4回の会合をへて、11月に日本高野連理事会に提出する提言に盛り込まれる。

 会議は新潟県高野連が独自に1試合100球の制限を導入しようとしたことを契機に発足した。複数試合での制限は1試合単位に比べ、展開や相手によって中心投手の投球数を増減させられるなどのメリットが見込める。中島隆信座長(慶大商学部教授)は「1試合で制限するより、現場の自由度は増す」と説明した。

 座長によるとこの日、委員から反対意見は出なかった。期間や総投球数は、各都道府県高野連などの意見を聞き、9月の次回会合で具体化させる方針。(竹田竜世)

全国大会で効果を検証へ

 一定の制限は必要――。日本高校野球連盟が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」は7日、大会終盤の一定期間の総投球数に制限を設けるという方向性を示した。11月に出す提言に盛り込まれる。

 対象の大会について、川村卓副座長(筑波大野球部監督)は、「夏だけでなくすべての大会で実施したい。ただ順番としては、まず全国大会からが導入しやすいのではないか」と述べた。中島隆信座長(慶大商学部教授)は「効果を検証しながらやっていくことになると思う。ある程度の試行期間は必要」と語った。

 有識者会議で議論が始まったのは、新潟県高野連が障害予防などを目的に今春の県大会で独自に1試合100球の制限を導入しようとしたことがきっかけだった。委員を務める同高野連の富樫信浩会長は「前向きな方向性が出た。たいへんありがたい」と評価した。

 委員は野球指導者、医師、弁護士ら13人で構成(7日は1人が欠席)される。計4回の会合で提言をまとめ、11月に日本高野連理事会に提出する。

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