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 千葉大学は7日、来年4月の入学者から学部学生・大学院生ともに、授業料を年額64万2960円にすると発表した。学部学生の場合、10万7160円の値上げとなる。同大は来年度以降の全入学者に、最大2カ月程度の海外留学を義務づける予定で、その原資にあてるという。

 大学によると、値上げで得られる自主財源は、来年度は3・9億円、2025年度には13億6千万円になる見込みで、すべて留学支援の教材開発や教員確保にあてる。会見した徳久剛史学長は「経費節減や自主財源の捻出に努めたが、どうしても新たな財源の確保が不可欠になった」と理由を説明した。値上げで入学を控える人が出ないよう、低所得家庭の学生らには授業料減免などの配慮をする。

 国立大学は04年に法人化されてから、授業料の据え置きが続いていた。東京工業大と東京芸術大が今年から約10万円値上げしており、千葉大はそれに続く動きとなる。(熊井洋美)