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 お笑いコンビ、カラテカの入江慎也さんの仲介で「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」のタレントが振り込め詐欺グループの宴会に出席したとされる問題で、テレビ各局は、出演番組については予定どおり放送し、静観する構えだ。タレントらが詐欺グループの集まりとは知らなかったと主張している点などを考慮したという。

 同社によると、宴会には「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんや「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん、入江さんらが参加したという。

 フジテレビは7日の定例会見で、石原隆取締役が「事件の概要、全体像が見えていない部分がある」としつつ、よしもと側から、タレントらが詐欺グループの集まりとは知らなかったとの説明を受けている点も踏まえ、現時点での出演は「問題ないのかなと思っている」と述べた。「さんまのお笑い向上委員会」「世界の何だコレ!?ミステリー」(いずれも宮迫さん出演)、「おかべろ」(田村さん出演)については予定通り放送するという。

 TBSも同様に「出演を差し止めるだけの材料を持っていない」とし、宮迫さんがレギュラー出演する「炎の体育会TV」は予定どおり放送する。宮迫さんが司会を務める「アメトーーク!」などを抱えるテレビ朝日も「今後の放送に影響はない」。日本テレビも「今回の報道を受けての番組内容の変更はありません」としている。NHKも今回の件で「特別な対応はしない」と説明している。

 一方でCMの放送を中止する企業も。ゲーム実況アプリを提供する「ミラティブ」(本社・東京)は、カラテカの2人をテレビCMに起用していたが、CMの放送を中止すると7日に明らかにした。同社の広報担当者によると、「入江慎也さんに関する報道内容に鑑み、当社内の判断で」中止を決めたという。

 田村亮さんとコンビを組む田村淳さんは7日、ツイッターで「今回のこと、亮と話しました。本人も脇が甘かったと反省しています」などと投稿。淳さんは「犯罪組織の忘年会だとは知らずに会に参加したようです」と説明した上で、「ギャラなどは一切、受け取ってないと言っています。僕は亮の言葉を信じたい。亮は今まで僕に一切噓(うそ)をついたことがない」などとつづった。(河村能宏、真野啓太、黒田健朗)