[PR]

 来年1月の台湾総統選に向け、与党民進党は8日、党予備選への参加を届け出た現職の蔡英文(ツァイインウェン)総統(62)と、前行政院長(首相)の頼清徳氏(59)によるテレビ演説会を開いた。党は10~14日に世論調査を行い、その数字をもとに今月半ばにも公認を決める。事前調査では、2人が激しく競り合っているという。

 2人が公開の場で顔をそろえるのは、3月に予備選への参加を届け出て以来、初めて。

 蔡氏は政権を担った3年間について、「目指してきた政策の方向性に誤りはない。成果は徐々に出ている」と述べ、再選への支持を訴えた。これに対し、頼氏は昨秋の統一地方選で民進党が敗れたことを挙げ、「人民はすでに結論を出している。再び失敗を繰り返すのか」と突き放した。

 焦点になる対中政策をめぐっても、2人の主張はぶつかった。民進党は伝統的に台湾独立志向が強いが、国際法学者だった蔡氏は中台関係の「現状維持」を訴える穏健派だ。一方の頼氏はより独立派色が強いとみられている。

 蔡氏はこの日、「国際的な視野…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら