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 サニブラウンがマークした9秒97は今季の世界ランキングでは6位タイ。今季は5月18日の上海ダイヤモンドリーグでライルズとコールマン(ともに米)が、そしてこの日の全米大学選手権でオドゥドゥル(ナイジェリア)が9秒86を記録し、トップに立っている。ちなみに9秒97は昨年のランキングでは15位相当だ。

 1カ国3選手が出場できる世界選手権や五輪の100メートルではどれくらいのタイムを出せば決勝に進出できるのか。最近では2015年の北京世界選手権が一番レベルが高く準決勝で9秒99以内でないと決勝に進めなかった。つまり、準決勝で9秒台を出せば、決勝進出の可能性は高まる、というデータ上の分析だ。ちなみに日本選手で男子100メートルで決勝に進んだのは1932年ロサンゼルス五輪で6位に入った吉岡隆徳のみ。

 では、メダルの可能性はどうか。2008年北京五輪以降の五輪、世界選手権で3位のタイムが一番遅かったのは、ボルト(ジャマイカ)がフライングで失格した11年の大邱世界選手権(韓国)の10秒09。これを除けば、9秒95が最も遅く、最速は12年ロンドン五輪の9秒79。サニブラウンもメダルとなるともう一段階記録を伸ばす必要がありそうだ。