脱線事故のブルーライン、運行再開の見通し立たず
脱線事故を起こした横浜市営地下鉄ブルーラインについて、横浜市交通局は8日、一部区間の運行再開の見通しが立たないと発表した。湘南台―踊場(おどりば)間で運休が続いており、9日始発からの復旧をめざしていた。脱線車両のレールへの引き上げなどに時間がかかっているという。あざみ野―踊場間での折り返し運転を継続し、踊場―相鉄線いずみ中央間でバスによる代行輸送を続ける。
事故は6日早朝に横浜市泉区の下飯田駅近くで発生し、6両のうち5両が脱線。3両はすでにレール上に引き上げた。枕木の破損が激しく、残る2両は車輪が枕木の下の砕石に沈み込んでいる。傾いた車体と側壁との間が狭く、車体をジャッキで引き上げる作業が困難だという。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。