拡大する写真・図版 水産加工場の幹部から最新の設備について説明を受ける訪問団員たち(5月26日、色丹島穴澗(あなま)、訪問団員提供)

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 北方領土の色丹(しこたん)島でロシア最大級の水産加工場が7月中旬にも稼働する。ロシアの水産大手「ギドロストロイ」が建設した。雇用の創出などで島の経済的自立が進めば、ロシアによる実効支配が強まることにつながる。今後の領土交渉にも影響を与えそうだ。

 ビザなし交流による色丹島への日本訪問団が5月26日、中部の穴澗(あなま、ロシア名クラボザボツク)に建設された加工場を視察した。

 加工場側の説明やロシアの報道によると、加工場は延べ床面積約7750平方メートル。マイワシ、サバ、スケトウダラを冷凍の切り身などに加工する。アイスランドなどから導入した最新の加工設備は、日量900トンの処理能力を持つ。昼夜2交代制で新たに約200人の雇用が生まれるという。

 加工場のほか、専用の漁船団、埠頭(ふとう)の整備などの初期投資約5500万ユーロ(約67億円)は、ギドロストロイの自己資金でまかなった。同じ敷地にある既存の工場(日量約200トン)を含め、ロシア最大級となる。北海道根室市の訪問団員は「水産の本場、北海道東にもない規模や設備の新しさに驚いた」と話した。

 約3千人のロシア人が住む色丹…

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