[PR]

 日本体操協会は8日、東京都内で理事会を開き、5月のNHK杯をけがで棄権し、世界選手権(10月、ドイツ・シュツットガルト)の代表権を逃した村上茉愛(まい、日体ク)を特例で選べるようにするかを議論したが、事前に決めた選考ルールを守り、救済しないことを決めた。

 世界選手権の代表には、個人総合で争う4月の全日本選手権とNHK杯で、上位4選手がまず選ばれた。残り1人は、NHK杯で12位以内に入った選手の中から、今月22、23日の全日本種目別選手権も含めた計3大会の得点で、最もチームに貢献できる選手を選ぶ。

 村上はNHK杯を棄権したため、条件を満たしていない。ただ、世界選手権の団体総合で上位9番(昨年の世界選手権の上位3カ国は除く)以内に入らないと、団体は来年の東京五輪に出場できないため、田中光・女子強化本部長は「出場権を取るには、村上選手が必要。種目別選手権の成績次第で選べるように特例を認められないか」と訴えた。

 しかし、「アンフェアな形になり、チームの結束力に影響が出る」などと意見が出て、出席理事15人のうち、8人が反対し、認められなかった。日本はエース抜きで、昨年は6位だった世界選手権に挑むことになる。