【動画】九州北部豪雨の仮設住宅「林田団地」でお別れ会=徳山徹撮影
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 2017年7月の九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市の応急仮設住宅「林田団地」で9日、「お別れの会」があった。入居者は夏以降、退去期限を迎えるため、食事会を開くなど被災者を支援してきたボランティアを交え、団地の自治会が開いた。

 市によると、市内に3カ所ある仮設住宅の入居者は約170人。うち林田団地では約100人が暮らす。

 お別れの会には、被災者や関係者ら約230人が参加。自治会の永田茂光会長(61)は「皆さんが永住の地に早く移れるように」とあいさつ。ボランティア団体に感謝状を贈った。

 入居者の熊谷栄子さん(77)は修理した自宅に8月に戻る。「あっという間の2年でした。助け合い、支え合ってきた被災者もバラバラになると思うと寂しい」と別れを惜しんだ。

 会場では、「浮羽みざれ太鼓保存会」(同県うきは市)の勇壮な太鼓が披露されたり、焼き肉を楽しんだりした。一方、団地の集会所管理長、伊藤正彦さん(64)は「まだ行き先が決まらない被災者が、この団地の中に私が知るだけで4世帯ある」と話した。(徳山徹)