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 モンゴルの首都ウランバートルで5~6日に開かれた国際会議「ウランバートル対話」に出席予定だった北朝鮮が直前になって欠席した。日本政府は北朝鮮との接触を想定し、外務省幹部を派遣したが空振りに終わった。北朝鮮は最近、様々な国際会議を欠席しているという。その裏にある北朝鮮の意図とは――。

 「北朝鮮は緊張した時期で、様々な懸案を抱えている」。モンゴルのツォグトバータル外相は5日、米朝交渉の難航が理由の一つだとの認識を示した。

 モンゴル外務省などによると、北朝鮮は4日、平壌にあるモンゴル大使館を通じて正式に、「今回はいかなるレベルの人間も参加させない」と伝えてきた。同日のうちに、ウランバートルの北朝鮮大使がモンゴル外務省を訪れ、同様の内容を伝えたという。

 日本外務省幹部は、「北朝鮮は殻に閉じこもるように各国との接触を断っている」と話す。2月にベトナム・ハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって以降、北朝鮮は様々な国際会議を欠席しているという。幹部はその理由について「真実はわからない」と断りながら、「政府として対米交渉の方針が定まらない中で、そういう場には出にくいのではないか」との見方を示した。

 「ウランバートル対話」は2014年から毎年開かれ、各国から集まった有識者や政府関係者が北東アジアの安全保障について議論する。今回は日本、米国、中国など13カ国・国際機関から約200人が参加した。モンゴル政府によると、北朝鮮は毎回代表者を出しており、欠席は6回目となる今回が初めてだ。

 モンゴル外務省とともに今回の会議を主催したモンゴル戦略研究所のラハグワー顧問(71)は、取材に対し、「北朝鮮との対話のルートを絶やさないことこそ、会議を設立した目的だった」と強調した。実際、ウランバートル対話に限らず、北朝鮮の政府関係者や研究者が出席する国際会議は、国交のない日本にとって接触できる貴重な機会だ。

 モンゴルにとっても、北朝鮮が参加してこそ会議が注目され、国際社会にモンゴルの存在感をアピールできる。ラハグワー氏は、「非常に重要なチャンスを逃した。主役不在の会議になってしまった」と残念がった。

 一方、駐北朝鮮モンゴル大使を…

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