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 福井県若狭町熊川に県営の多目的ダム「河内(こうち)川ダム」が完成した。1983年の事業の採択から36年かかった。洪水調節や河川環境の維持を目的に農工業用水や飲料水なども賄う。現地で9日、式典があり、約200人が出席して祝った。

 ダムは高さ77・5メートル、堤長は202・3メートル、貯水容量は800万立方メートル。総事業費は約415億円。ダム湖は「明神(みょうじん)湖」と命名された。

 ダム建設に伴い河内集落の35戸が移転した。式典で森下裕町長は「集落を移転した関係者らに深く感謝し、お礼を申し上げたい」と述べ、杉本達治知事は「地域の安全安心を守り、観光地として地域活性化の起爆剤にもなる」と話した。

 地元の熊川小学校の児童たちも参加し、テープカットやくす玉割り、記念碑の除幕をし、約400個の風船を飛ばした。(菱山出)